【準備編】初めてのオーストラリア(シドニー)英語留学2カ月 ~本気で英語を学ぶ~
目次
オーストラリア(シドニー)英語留学を決めた背景
私がオーストラリアへの英語留学を決める前はフィリピンに3カ月、マレーシアに2カ月間英語留学していました。
その時の記事は以下にまとめているので興味があれば閲覧ください。
【総括】3カ月のフィリピンのセブ島留学で学んだフィリピンの伝統・文化・観光・人々・物価、そして留学で伸びた英語力のまとめ
【総括】2カ月のクアラルンプール留学で学んだマレーシアの伝統・文化・観光・人々・物価、フィリピン(セブ)留学との違い
上の記事でも述べていますが今後加速するであろう日本の衰退と英語の重要性向上に伴う時代に対応するため、私は英語を本気で勉強している最中です。
そのために私は去年まで東京でシステムエンジニアとして働いていましたが、仕事を辞めて今年は英語力等の向上に専念したいと考えています。
それぞれに英語留学していた結果、留学前は小学生レベルだった私の英語力は今は中級(Intermediate)と評価されています。
ですが、今のレベルでは未だ英語を使って自由な日常会話や、まして仕事に使うというのは難しいと感じていることから、更に英語力を伸ばしたいと考えてオーストラリアのシドニーへ留学を決意しました。
英語留学は多くの国で受け入れがありますが、今回私がオーストラリア(シドニー)を選んだ一番大きい理由は、英語ネイティブの国でも留学しておきたいと思ったからです。
フィリピンは英語が公用語ではありますが、現地の人はセブアノ語(セブ島の現地語)をメインで話しており、マレーシアに関しても英語力は高い国ですが、英語は公用語でもありません。
オーストラリアを3番目に持ってきた理由は留学費用が前の2国に比べて高くなりやすいため、事前にある程度英語が出来る実力を身に着けてから留学する方が効率的に学べ、費用対効果が良くなるであろうと考えたためです。
英語ネイティブの国であればオーストラリア以外にも色々あるのですが、アメリカは費用が高くなりすぎるのと、イギリスは政情不安が続いている等の理由でオーストラリアが一番無難と考えました。
それにオーストラリアの語学学校は日本人の英語留学も盛んでノウハウが有りますので、困ることが少なそうだなと言う気持ちもありました。
オーストラリア(シドニー)の語学学校の特徴について
事前にオーストラリアの語学学校について調べたところ、以下のような特徴があるようです。
- 英語ネイティブの先生による授業
- アメリカ留学よりは費用が少ない
- 都市が日本と同等レベルに発展していて住みやすい
- 日本人は多いが、それ以外の国の人達も居るので多文化を学べる
授業内容は当たり前ですが英語ネイティブの先生による講義を受けることが出来ます。
費用面は東南アジアの国々よりは当然割高傾向にありますが、同じ英語ネイティブの国であるアメリカ留学よりは全体的に費用は安く済みます。アメリカが高すぎるだけとも言えますが。。。
都市も日本と同等レベルに発展しており治安も良いと言われています。そもそもオーストラリア人は日本人より圧倒的に多い給料を貰っているので、人々に余裕が有るのだろうと思います。
来週末からオーストラリアに行くから色々調べていたら、物価は日本とほぼ同じなのに、オーストラリア人の平均年収が「約670万円」となっていてビビる。
— 雑魚トレ君 (@zakotorekun) 2019年6月13日
まぁ、最近オーストラリアドルは円の為替が下落しているから今は多分「600万円」程度の計算ですかね。https://t.co/FYlPHmLHiz
ただ、授業内容は基本グループレッスンなので最初の私のような超初心者には向かないでしょう。最低でもフィリピンで1ヵ月以上マンツーマンレッスンを受けてから、来る方が望ましいと思います。
そしてマレーシアでは日本人が私一人だけで場違い感凄かったですが、オーストラリアは日本人も多く、それ以外の国の人達も多くいるので英語を学ぶ環境としては最高だと思います。
英語留学のために必要な事前準備
実際に私が英語留学を決めた上で、留学先に向けて旅立つ前に日本内で行った事前準備についてまとめておきます。前の2国の時に事前準備した内容と大差ありませんが、念のため記載しておきます。
〇必要だった事前準備
- 留学期間の決定
- 留学先(語学学校)の予約
- 航空券の用意
- 海外旅行保険への加入
- ビザの申請
〇やっておいた方が良いこと
- 英語の事前学習
- 予防接種
留学期間の決定
当たり前ですが一番最初にすべきことは留学期間を決定することです。これが決まらなければ留学先(語学学校)の予約等の手続きを進めることが出来ません。
私は今回のオーストラリア留学は2カ月間という期間で予約していますが、マレーシアの時と同じでこの理由は2ヵ月以上滞在すると少しダレてくるという経験があったためです。
マレーシアの前にフィリピン英語留学を3ヵ月間していましたが、最後の1ヵ月はかなり飽きてきて英語力もあまり伸びなくなっていました。
これは私が飽きやすいという性格だからかもしれませんので、他の人にも該当するかは分かりませんが、期間を決めるときはそういったことも考えておくといいでしょう。
後は他の国は日本とお米の質がかなり違うので、1ヵ月くらいすると日本のお米が凄い食べたくなってきますので、長すぎる留学は考えた方が良いかもしれません。
ただ、マレーシアでは日本と比較的近いコメや料理が多くの場所で食べれたので、オーストラリアならそれほど心配することではないかもしれませんが。
あとはオーストラリアは東南アジアの国々と比べて滞在費が割高の傾向が有るので、3ヵ月のコストはちょっと無駄かなと感じました。
とは言ってもほとんどの人は私のように会社を辞めて留学する訳ではなく、大きな休みを利用して収まる範囲で留学期間を設定するのが一般的な考え方でしょう。
社会人である程度自由に休みが取れる人は一カ月程の期間を休みにして留学するのも有りかもしれません。
ですが私としては留学期間を決める際に重要なのは「何のために英語留学するのか?」という部分だと考えています。
この「何のために英語留学するのか?」に合わせて留学期間を決定しないと、行ったところで何の成果も得ることなく帰国することになる可能性が高まると感じているからです。
自分の確保できるお金や時間と目指す英語力をどう折り合いつけるのかが一番悩むところだと思いますので、留学期間を決める前に良く考えておかれた方が良いかと思います。
留学先(語学学校)の予約
留学期間を決めたのならば、次は留学先(語学学校)を決める必要があります。
私は今回オーストラリアでの留学でその前はフィリピンとマレーシアでの留学でしたが、英語留学の留学先としてはアメリカにマルタやカナダ、ニュージーランド等の色々な国が挙げられます。
どの国のどの学校が最も良いかは私には分かりませんし、人によって向いている国や学校も違うと思いますので、それぞれの国や学校のことを語学留学のエージェントを活用するなどして個々で十分に調べてください。
私の経験としてはやはり初めての英語留学する場合はレベルに関わらず、フィリピンのようなマンツーマンレッスン主体の国が良いと思います。
日本人は国民性としても他言語(英語等)を使って話すということがかなり苦手だと感じますので、先ずは話すということに慣れるのが最優先だと思うからです。
尚、語学学校の予約をするためには直接学校のWEBページにある入校手続きを自分で行う方法と、語学学校との仲介をしてくれるエージェントを介して手続きを行う方法があります。それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
【直接語学学校に手続きを行う】
- エージェントを介さない為、滞在・授業費用が安い
- 語学学校の受付の質次第で手続き時間が大きく異なる
【仲介エージェントを利用する】
- エージェントの取り分が発生する為、滞在・授業費用が若干割高
- 語学学校の受付の質にほぼ依存せず、手続きを進めることができる
- エージェントから特別なサポートを受けることが出来る
自分で語学学校を選んで手続きをできる人であれば、エージェント側の取り分が無い為、基本的には直接語学学校と手続きする方がお得です。
ですが、私が語学学校に問い合わせしたときは返信に10日以上掛かったり、音信不通になったりすることも多く、学校側の窓口の質に大きく依存するので、あまりお勧め出来ません(何故ここまで杜撰なのかは分かりませんが。。。)。
エージェントに依頼すればそういった窓口の質が悪い学校でも問題なく入校出来るので、エージェントを使う方が無難です。窓口の質と現地の講師の質は一切関係がないので、窓口のせいで色々苦労するのは馬鹿馬鹿しい話ですからね。
私はフィリピンの時も今回のマレーシアもDMM留学を利用させていただきましたが、DMM留学は既にサービスの終了していますので別のエージェントを使われる方が良いでしょう。
航空券の用意
留学先の国と学校が決まれば後はその学校に行くための航空券を用意する必要があります。
学校によってはここら辺もフォローしてくれるのかもしれませんが、私が予約した学校はそこまでのフォローはありませんでしたね。
航空券はネットの予約サイトがいっぱいあるのでそれらで予約するか、不安であればHISやJTB等の旅行会社に行って予約すれば良いです(旅行会社の人は色々親切に教えてくれます)。
尚、格安航空券(LCC)を利用した場合と普通の航空会社を利用した場合の値段差が結構大きいので、基本的には格安航空券を利用する方がお勧めです。
ただ、国によっては格安航空券だといくつも国を乗り継ぐ必要があったりもするので、そういう手間が嫌な場合は日本から直行便で行ける航空券を予約する方が良いでしょう。
航空券を予約するとeチケットを入手できるので、実際の航空日当日になったらそのeチケットを空港窓口に持っていくことで航空券と引き換えてもらえます。国際便なので当日は空港に2時間前に到着しておくのが一般的です。
海外旅行保険への加入
海外旅行保険は必須ではないのですが、留学中に何らかの病気や事故に巻き込まれた場合、凄まじい費用が突然発生することがあり、それらのリスクを考慮するとよっぽど楽観的な人以外は加入は止む無しであろうと思います。
加入する場合は留学期間に応じた海外旅行保険をネットで手続きするか、航空券を用意する時に合わせてHISやJTB等の旅行会社で抱き合わせで加入するという方法があります。海外旅行に慣れていない人は航空券と一緒に旅行会社で加入する方が楽だと思います。私もそうしました。
加入するプランは留学先とリスクに応じて決めれば良いですが、期間が長いと高額になることも多いので、過剰すぎる補償は予算を圧迫するでしょう。 私はHISの最安プランで加入しましたが、最安プランでもよっぽどのことが無い限りは十分な補償内容となっていました。
ビザの申請
オーストラリアは短期の旅行でも今回のような留学でも事前のビザ申請が必須です。
フィリピンの時は「観光ビザ」と「SSP」と呼ばれるビザの取得が必要でしたが、すべて現地の学校側で行ってくれたので、3万円程度のお金を現地に持って行けばそれで簡単に済みました。 マレーシアはビザ不要です。
ですが、オーストラリアの場合は自分でWEBサイト(ETAS)からビザを申請する必要が有ります。
申請方法は色々なサイトで開設されていますのでそちらを確認しながら実施いただければ、30分程度で申請完了すると思います。
英語の事前学習
現地に行ってから英会話の講義を受ける訳ですが、行く前に最低限度の学習はしておいた方が良いでしょう。
特にグループレッスンが主体の国の学校に行く場合は、一定の英語力を見つけてから行かないと何の成果も得られずに終わってしまう可能性が高いです。
フィリピンのようなマンツーマンが主体の国であれば、私のような完全初心者でもなんとかなりましたが、多分完全初心者状態でマレーシアに行っていた場合、何の成果も得られなかったと思います。
そして、私がフィリピンに留学した経験から事前にやっておいた方が良いことは、文法と単語の理解をある程度進めておく方が良いであろうということです。
何故かと言うと、自分が話しかける分には文法が変でも単語が少し違っていても根気強く話していれば通じることも多いですが、相手の言ったことを理解するのは文法と単語力が高くなければ不可能だからです。
具体的にどうやって事前に鍛えれば良いの?という人には以下の「Essential Grammar in Use」をお勧めします。
英語初心者が文法を学ぶことが出来る教材としては最高のものだと思います。レビュー等を見ればその評価の高さが良く分かるかと。
元々のレベルにも依りますので、これだけ勉強すれば良いという訳でもありませんが、少なくとも一定事前に学習しておく方が望ましいでしょう。
予防接種
これも必須ではありませんが、数か月間の長期に渡って留学する場合は日本にいる間に予防接種を受けると安心できると思います。
海外旅行先に応じて効果的な予防接種は異なりますが、病院で医師に相談するか厚生労働省が出している目安(以下リンク)から判断してください。
■厚生労働省検疫所(海外渡航のためのワクチン) https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
私はフィリピン留学の前に以下の予防接種を受けていました。
- A型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
- ミールビック(風疹、麻疹)
上記全てで合計4万5000円程度です。
ただし、予防接種は一度打った後の一カ月後にもう一回、半年後に更にもう一回の計三回打つのが最も効果が高いらしいですが、私はミールビック以外を一カ月後にもう一回摂取したのみです(計2回で8万円は超えたと思います)。
英語留学に掛かった費用
ここまで英語留学するための事前準備について色々解説してきましたが、恐らくこのページを読んでいる人達が一番気になっているのは、結局お金はいくら掛かるのか?という部分だと思います。
費用に関しては留学先の国や学校と授業内容、留学期間等で大きく変わるので一概に言えませんが、実際に私の留学で出国前に掛かった費用を載せておきます。
【オーストラリアのシドニー英語留学2カ月間事前費用】
入学金・学校授業料・滞在費(部屋代):65万4800円
電気代・教材費等の現地予定費用:+α円(現地の教材や生活費用は不明)
海外旅行保険:3万5050円
往復航空券:13万20円
ビザ代:1600円
合計:82万1470円+α円
※フィリピンは3ヵ月間の合計で「112万9310円」 、マレーシアは2ヵ月間の合計で「49万5449円」
現地で使うであろう費用(20万円前後の見込み)を含めると、高級ホテル住まいのマンツーマン週40時間コースのフィリピンに近い金額となります。
マレーシアの時は週の授業時間が15時間コースだったのですが、今回のオーストラリアは20時間コースで週5時間の授業時間しか差が有りません。
恐らく3カ月なら130万円前後の費用になるのではないかと思いますので、東南アジアへの英語留学と比べて圧倒的な高コストとなります。
これだけのコストを掛けてグループレッスン週20時間って流石に費用対効果悪すぎな気がしてきましたが、これも良い経験になると思って頑張りたいと思います。
まとめ
今回の記事はがオーストラリア(シドニー)英語留学するために色々考えていたことや実際の準備内容、掛かった費用についてをまとめました。
本記事は前回留学時の時のことをベースにオーストラリア用にリライトしていますが、これで全ての準備が整っているかは補償できません。
前回同様の実際の留学中も一週間に一度は実際に学習した内容とレベルの向上具合を続編として記事を書きたいと思いますので、また閲覧いただければと思います。