注目中のDApps関連銘柄(株)

目次

DApps関連銘柄(株)の紹介

私は主に株と仮想通貨の相場や界隈の情報を集めながら投資先について考えていますが、ここ数ヶ月の仮想通貨界隈の中ではDAppsという言葉を多く耳にするようになりました。

 

DAppsをGoogleトレンドで検索すると以下のように1月付近をピークにほぼ横ばいの状態ですが、ビットコインや仮想通貨という界隈全般の検索数が激減している背景を考えると、投機以外の理由で注目されているように見受けられます。

 

 

DAppsについて調べると日本の上場企業の中でも本分野に参入している企業が複数存在することが確認できており、株界隈も今後仮想通貨界隈に数か月遅れてDAppsについて本格的に注目されるのではないかと考えています。

 

そこで本記事では私が個人的に注目しているDApps関連銘柄(株)について紹介したいと思います。


DAppsとは

DAppsとはDecentralized Applicationsの略称であり、非中央集権の分散型アプリケーションを意味する用語として仮想通貨界隈では広く用いられています。一般的にはブロックチェーン技術を用いて構築した分散型アプリケーションを指していることが多いです(厳密な定義は違うようですが)。

 

技術的な内容は主目的では無いので本記事では省きますが、DAppsでググれば詳しい記事が出てきますので詳細についてはそちらでご確認ください(説明放棄)。

 

何故DAppsに注目しているか

去年(2017年)から今年に掛けて仮想通貨に対する世間の注目度は非常に高くなっており、最近は仮想通貨に関連する事業を行っている一部の銘柄が大幅に高騰する一幕がありました。

【例】

    • リミックスポイント ⇒ 取引所開設等で最安値から株価約12倍
    • OKWAVE ⇒ ICO、新サービス、取引所等で最安値から約15倍
    • マネックス ⇒ コインチェックの買収で株価約2倍強

 

当然業績に寄与するという期待や実際に挙げられた数字があってのものもありますが、やはり話題となっていた仮想通貨に関する事業だからという思惑があったのが非常に大きいでしょう。

 

2017年5月時点では上記以外にも仮想通貨やブロックチェーンに関する事業を発表する企業は続いていますが、単純にそれらの発表を行った企業が大幅高騰するという事例は少なくなっているように感じます。

 

そのような状況の中で私が注目したのは、単純な仮想通貨関連事業というだけでなく、仮想通貨界隈の中でも特に最近話題になりつつあり、恐らく数ヶ月遅れて株界隈にブームが来るであろうDAppsに関連する事業を行っている銘柄についてです。


注目中のDApps関連銘柄

それでは本題の私が注目しているDApps関連銘柄を紹介していきます。

アクセルマーク(3624)

アクセルマークは2018年3月14日開示のIRでDAppsへの参入を表明しています。それに加えてIRの文中にはICOに関する記載も有り、非常に大きな期待が出来ます。

 

また、材料開示直後には2000円を超える高騰していた株価も決算を終えて1400円付近まで落ちてきており過剰な割高感はありません(ファンダ的な割高感はありますが)。

 

また、IRの記事内には『2018 年春~夏 独自 DApp の提供』の記載があり、夏頃にはDAppsがより世間に浸透した状態で話題が再燃すると予想されるため、そのタイミングで株価も大きく高騰するのではと期待しています。

 

今回紹介する中では時価総額が最も小さいこともあり、一番伸びしろがあるであろう銘柄です。ただ、信用買い残が多かったり、材料発表まで日もそれなりにある(主観ですが夏の終わり頃リリースとかになるのではと感じています)と予想されることから相場を見ながら押し目を狙う方が良いかと考えます。

 

モバイルファクトリー(3912)

モバイルファクトリーはDAppsという単語自体は直接用いていませんが、4月25日に開示されたIRではブロックチェーン関連サービスとしてモバイル環境に対応したブラウザ兼仮想通貨ウォレット「pochi – ポチ -」アプリケーションプラットフォーム「uniqys – ユニキス -」「uniqys – ユニキス -」上で稼働するゲームの発表を行っています。

 

IRを読む限り「uniqys – ユニキス -」は既存のブロックチェーンプラットフォームの課題をクリアしたプラットフォームと記載しているので、独自開発のDAppsと読み取れます。

 

「pochi – ポチ -」に関してはIR文中に『2018年夏頃リリース予定』とありますので、アクセルマークと同じ頃合いか少し遅れてリリースされることにより盛り上がることが予想されます。ただ、ゲームではないので盛り上がりは一時的なものになるかもしれません。プラットフォームとの連携を前提としたブラウザ兼ウォレットなので単独では使用価値も未知数です。

 

アクセルマークより時価総額が倍近くあるので、伸びしろは劣るようにも見えますが、構想としてはこちらの方が大きいので投資対象として比べても遜色ないと考えています。どちらかというとネックなのはゲームリリース日がいつになるか不明瞭ということの方でしょうか(一応年内にリリースされるのではという報道はありましたが・・・)。

 

ICOするみたいな煽りもネットでは見かけますが、現状出ている情報でそういった記載は見当たりませんでした。オリジナル仮想通貨を発行する予定という話はありますが、仮想通貨の発行=ICOは別に必ず成り立つものではありません。ICOするかしないかは分かりませんが、現状は特段記載が無いというのが事実かと思います。

 

セレス(3696)

セレスは2018年4月27日開示のIRで株式会社グッドラックスリーと共同事業で「くりぷ豚」という名称のDAppsで構築したゲームを発表しています。

 

 

先に挙げた企業と違ってこちらは具体的にリリース予定のゲームも見える形で公表されており、リリース日についても『平成 30 年春 「くりぷ豚」リリース』と記載されており、上場企業のDApps関連の中では最も早くリリースされることになると思われます。

 

【2018/5/15追記】
2018/5/14(月)に発表されたセレスの決算説明資料では『今月リリース(予)』とあるので、恐らくは2018年5月中にリリースされることになると予想されます。決算後に株価も大きく下げたので割と買い易くはなったように感じます。

 

ただし、現時点での時価総額については今回紹介する企業の中で最も大きく、かつ材料発表後に高騰してから現時点ではほぼ株価も横ばい状態であり、ここから上下どちらに動くのか若干難しい状況です。特にセレスは本材料以外にも仮想通貨に関しては多く絡んでいるため、本材料以外の部分で値動きする可能性も高いです。

 

それでもDAppsを用いたゲーム内容も明確であり、リリース日も非常に近いことが予想されることから、上下しながらも最終的にはリリースまでに株価は上を目指す展開になるであろうと期待しています。時価総額と共同事業(取り分が不明)という性質上、伸びしろは一番小さい可能性は高いですが。

 

最後に

今回の記事ではDAppsというテーマで、関連銘柄の株価が今後期待で高騰するであろうという見込みを書きましたが、上記企業がDAppsによってどの程度業績に寄与するかは全く考慮しておりません。と言いますか、上場企業がDAppsを導入するのは今年からが本番だと思いますので業績への影響見込みを出せる人は居ないと思います。

 

そのため実際の数字が出た時に全く業績に影響無かったというシナリオも当然考えられますので、判断については自己責任でお願いいたします。・・・加えてDApps以外の材料についても一切考慮していません。

 

個人的な意見を申し上げると、今年はDAppsを用いたサービスが他の企業からも続々と出てくると思いますが、最終的にはDAppsや仮想通貨を用いている等に関わらず、既存の競合サービスも含めてユーザーの評価が高いサービスが生き残ると考えています。ですがそういう現実と相場は乖離することの方が多いものですので、私は本記事で述べた通りDApps関連銘柄は最初は期待の方が強く、業績が出る前から高騰するであろうと考えています。

 

それでは長くなりましたが、本記事をご閲覧いただきありがとうございました。


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