【準備編】初めてのフィリピン英語留学3カ月 ~本気で英語を学ぶ~
目次
初めてのフィリピン英語留学を決めた背景
私はこれからの世の中の情勢を考えると、そろそろ英語が話せるようになっていないと将来困るだろうな~と昔から考えていましたが、学生時代の苦手意識から英語の勉強を避け続けてきました。
しかし、副業で行っていた投資でそれなりに資金に余裕が出来たことに加えて、勤めていた企業で大きな動きがあったこともあり、一念発起して会社を辞めて本気で英語に取り組もうと考え始めました。
会社を辞めたら無職期間が出来てしまうため、再就職に不利になると考える人も多いですが、私はそういったデメリットよりも以上に英語が話せることになるメリットの方が大きいと考えました。
ちなみに前提として私の英語レベルはTOEICでは300点以下で、まともな英語の会話は一切出来ないという悲惨な状態なので、基本的に私よりも英語ができない人というのは非常に少数であろうと思います。
・・・私の英語レベルは一旦置いておいて、一度決めた以上は即座に英語に取り組むための方法を色々調べ始めました。そこで先ずは私の英語勉強の目標として「英語で日常会話が問題なく出来るレベル」になるということで設定しました。
英語の学習方法
次にその目標を達成するための方法について検討した結果、英語で日常会話が出来るようになるためには実地で英語を話すような訓練が必要と感じたため、「英会話スクール」「英語留学」「オンライン英会話」等の方法から学習方法を選ぶこととしました。
結論として私は「英語留学」を選びました。理由については以下の通りです。
先ず日本で受ける「英会話スクール」は費用が高く、一日中講義を受けるのが難しくて短期的なレベルアップが望めなそうなのと、グループレッスン等が超初級の私には向いていないと感じたため除外しました。
「オンライン英会話」はとても費用が安いのですが、中級者くらいの人が始めるならまだしも超初級者である私にはこれだけで上達を目指すのはかなりハードルが高いように感じたので除外しました。後で一定喋れるようになったらやってみたいとは思っています。
「英語留学」はフィリピン等の語学学校であれば費用も「英会話スクール」よりも安いくらいで長時間の講義を受けることもでき、授業もマンツーマンで教えてくれるため超初級者の私でも何とかやれそうかな?と思えました。それに留学経験自体が今後英語を学ぶ上でも良い経験になるだろうと感じてます。
そうして私は費用や授業内容等色々調べた結果、フィリピンのセブ島にある語学学校への3か月間の入校を決めました。3カ月の理由は日常会話レベルならこの期間で何とかなるだろうと考えた結果ですが、ダメだったら場所を変えてもう一回留学するかな程度で考えています。
フィリピンに決めた理由は授業料が安めで、渡航も簡単な範囲で、滞在するのにも物価が安く、マンツーマン中心の授業内容でかつ、日本人英語留学が盛んであるためノウハウが蓄積されているだろうと判断したためです。
英語留学の背景まとめ
【目標】英語で日常会話が問題なく出来るレベルを目指す
【方法】フィリピンのセブ島で英語留学(3か月間)
【事前の英語レベル】TOEIC300点以下、英会話は一切出来ない
英語留学のために必要な事前準備
実際に私が英語留学を決めた上で、留学先に向けて旅立つ前に日本内で行った事前準備についてまとめておきます。ちなみに私も初めての英語留学なのでこれで全ての準備が充足出来ているかは保証できません。
〇必要だった事前準備
- 留学期間の決定
- 留学先(語学学校)の予約
- 航空券の用意
- 海外旅行保険への加入
〇不要だった事前準備
- ビザの申請
〇やっておいた方が良いこと
- 英語の事前学習
- 予防接種
留学期間の決定
当たり前ですが一番最初にすべきことは留学期間を決定することです。これが決まらなければ留学先(語学学校)の予約等の手続きを進めることが出来ません。
私の場合は仕事を辞めていたので漠然と1月から3カ月間留学しようかな~という曖昧な感じで決めていましたが、普通の人は仕事もしくは学校があるはずなので、留学期間は限定的な期間となるでしょう。
語学学校の窓口と話した感じですと、大学生の夏休み(8月~9月)と春休み(2月~3月)期間は予約がかなり込み合うので、寮の一人部屋は基本取れない感じでした(学校にも依ると思いますが)。
上記期間は語学学校の受け入れ人数的にも恐らく2~3カ月くらい前には予約しておく方が無難であろうと思います。私は先方とのコミュニケーションに無駄に時間が掛かった関係で1カ月半前の予約となりましたが、大きめの学校だった為か予約することは出来ました。まぁ早めに予約するに越したことはないでしょう。
それでは本題のどのように留学期間を決めれば良いかという話しですが。上記のように大きな休みを利用して、収まる範囲で留学期間を設定するのが一般的な考え方でしょう。社会人である程度自由に休みが取れる人は一カ月程の期間を休みにして留学するのも有りかもしれません。
ですが私としては留学期間を決める際に重要なのは「何のために英語留学するのか?」という部分だと考えています。
この「何のために英語留学するのか?」に合わせて留学期間を決定しないと、行ったところで何の成果も得ることなく帰国することになる可能性が高まると感じているからです。
例えば社会人で半年後には海外出張が決まっており、現地では英語を使って自分で営業を行う必要に迫られている人がいるとします。この人が会社で有休を連続で使って1週間英語留学したとしても、元々のレベルにも依りますが1週間で英語を使った営業が出来るレベルになるとはあまり思えません。
他にも学生で英会話が必須な外資系企業に就職したいと思っている人が居たとして、この外資系企業で求められている英会話のレベルを把握していないと、適切な留学期間は決めれないのではないかと思います。
とは言え、なら具体的に自分が目標としているレベルに達するためにはどの程度の留学期間が必要なのか?という質問に答えるのは非常に難しいものです。
個々の元々のレベルや成長速度に依存する面が大きく、一概に〇〇が出来るようになるには〇カ月間留学すれば良いとは言えない以上、そういった部分も含めて自分を客観視しながら留学期間を設定するしかありません。
まぁ、現実的に私みたいに仕事辞めて英語留学に行こう!みたいな人は少数だと思うので、大きな休みの期間を利用しつつ、目的を柔軟に変更して留学に臨むしかないかもしれませんが、高いお金と時間を使って行く以上は成果が出るように事前に考えておく方が良いでしょう。
留学先(語学学校)の予約
留学期間を決めたのならば、次は留学先(語学学校)を決める必要があります。私はフィリピンでの留学としましたが、英語留学の留学先としてはマルタやカナダ、ニュージーランド等の色々な国が挙げられます。
どの国のどの学校が最も良いかは私には分かりませんし、人によって向いている国や学校も違うと思いますので、それぞれの国や学校のことを語学留学のエージェントを活用するなどして個々で十分に調べてください。
私が調べた感じだと格安というほど圧倒的でもありませんが、手頃な価格でマンツーマン授業を受けるならフィリピンが無難だろうなとは思っています。あとは授業のカリキュラムや学校、宿泊先を写真等で見ながら総合的に判断すれば良いかと。
尚、語学学校の予約をするためには直接学校のWEBページにある入校手続きを自分で行う方法と、DMM等の語学学校との仲介をしてくれるエージェントを介して手続きを行う方法があります。それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
【直接語学学校に手続きを行う】
- エージェントを介さない為、滞在・授業費用が安い
- 語学学校の受付の質次第で手続き時間が大きく異なる
【DMM等の仲介エージェントを利用する】
- エージェントの取り分が発生する為、滞在・授業費用が若干割高
- 語学学校の受付の質にほぼ依存せず、手続きを進めることができる
- エージェントから特別なサポートを受けることが出来る(DMMなら英語学習アプリを使える)
自分で語学学校を選んで手続きをできる人であれば、エージェント側の取り分が無い為、基本的には直接語学学校と手続きする方がお得です。
ですが、私が語学学校に問い合わせしたときは返信に10日以上掛かったり、音信不通になったりすることも多く、学校側の窓口の質に大きく依存するので、あまりお勧め出来ません(何故ここまで杜撰なのかは分かりませんが。。。)。
エージェントに依頼すればそういった窓口の質が悪い学校でも問題なく入校出来るので、エージェントを使う方が無難です。窓口の質と現地の講師の質は一切関係がないので、窓口のせいで色々苦労するのは馬鹿馬鹿しい話ですからね(私も結局学校窓口ではなくDMM英会話のエージェントを利用しました。)。
航空券の用意
留学先の国と学校が決まれば後はその学校に行くための航空券を用意する必要があります。学校によってはここら辺もフォローしてくれるのかもしれませんが、私が予約した学校はそこまでのフォローはありませんでしたね。
航空券はネットの予約サイトがいっぱいあるのでそれらで予約するか、不安であればHISやJTB等の旅行会社に行って予約すれば良いです(旅行会社の人は色々親切に教えてくれます)。
航空券を予約するとeチケットを入手できるので、実際の航空日当日になったらそのeチケットを空港窓口に持っていくことで航空券と引き換えてもらえます。国際便なので当日は空港に2時間前に到着しておくのが一般的です。
海外旅行保険への加入
海外旅行保険は必須ではないのですが、留学中に何らかの病気や事故に巻き込まれた場合、凄まじい費用が突然発生することがあり、それらのリスクを考慮するとよっぽど楽観的な人以外は加入は止む無しであろうと思います。
加入する場合は留学期間に応じた海外旅行保険をネットで手続きするか、航空券を用意する時に合わせてHISやJTB等の旅行会社で抱き合わせで加入するという方法があります。海外旅行に慣れていない人は航空券と一緒に旅行会社で加入する方が楽だと思います。私もそうしました。
加入するプランは留学先とリスクに応じて決めれば良いですが、期間が長いと高額になることも多いので、過剰すぎる補償は予算を圧迫するでしょう。私はHISの最安プランで加入しましたが、最安プランでもよっぽどのことが無い限りは十分な補償内容となっていました。
ビザの申請
上の不要だったこととしても記載しましたが、本来は1カ月以上に渡ってフィリピンに滞在する場合は「観光ビザ」が必要となります。また、フィリピンで英語留学するには「SSP」と呼ばれるビザも追加で取得が必要です。これらのビザの申請は現地の学校で行ってくれるという話であったため、私の場合は日本で事前に申請する必要はありませんでした。
ただ、学校によってはそこまでやってくれないところや、フィリピン以外の国であれば勝手も変わってくる可能性が高いので、そこは十分に確認しておいた方が良いでしょう。
英語の事前学習
現地に行ってからマンツーマンで英会話の講義を受ける訳ですが、行く前に最低限度の学習はしておいた方が良いでしょう。流石に簡単な挨拶や何かをお願いする時の定例文や常識的な単語は理解しておいた方が現地に行ってから困ることは少なくなると思います。
私はDMMで語学学校を予約したので英語学習アプリ「iKnow!」を特典として貰ったので、そちらで事前に勉強はしています。後は英語のポッドキャスト(アプリで聞くラジオ的なやつ)で英語の初級会話を聞いていたり、Youtube等の動画サイトで簡単な日常英会話を良く閲覧しています。
元々のレベルにも依りますので、私と同じ勉強すれば良いという訳でもありませんが、少なくとも一定事前に学習しておく方が望ましいでしょう。
予防接種
これも必須ではありませんが、数か月間の長期に渡って留学する場合は日本にいる間に予防接種を受けると安心できると思います。海外旅行先に応じて効果的な予防接種は異なりますが、病院で医師に相談するか厚生労働省が出している目安(以下リンク)から判断してください。
■厚生労働省検疫所(海外渡航のためのワクチン)
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
私は英語留学の後も暫く海外を回ってみようかなと考えているので、少し慎重に以下の予防接種を受けました。
- A型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
- ミールビック(風疹、麻疹)
上記全てで合計4万5000円程度です。ただし、予防接種は一度打った後の一カ月後にもう一回、半年後に更にもう一回の計三回打つのが最も効果が高いらしいですが、私はミールビック以外を一カ月後にもう一回摂取したのみです(計2回で8万円は超えたと思います)。
英語留学に掛かった費用
ここまで英語留学するための事前準備について色々解説してきましたが、恐らくこのページを読んでいる人達が一番気になっているのは、結局お金はいくら掛かるのか?という部分だと思います。
費用に関しては留学先の国や学校と授業内容、留学期間等で大きく変わるので一概に言えませんが、実際に私の留学で出国前に掛かった費用を載せておきます。
【フィリピンのセブ島英語留学3か月間事前費用】
入学金・学校授業料・滞在費(部屋代):91万5300円
SSP発行料、電気代、水道代:4万3000円
ビザ・教材費等の現地予定費用:3万1560円
海外旅行保険:4万9440円
往復航空券:9万10円
合計:112万9310円 ※予防接種や事前の勉強費用は任意なので省いています
上記に加えて、現地での生活費も掛かります。授業料と滞在費に3食付きのサービスが含まれている学校もありますので良く確認しておきましょう。生活費以外にもレジャーや観光等を楽しみたいという人は更に+αの費用が掛かるので決して安くはないですね。
ちなみに私の場合は学校授業の内容を金額の高いプランにしているのと、部屋がプレミアムホテルの個人部屋にしているので授業料と滞在費がセブ島留学にしては非常に高い水準となっています(プレミアムホテルは過剰だとは思いますが)。
部屋をスタンダートにした場合は10万円程安くなりますし、更に複数人部屋の寮生活にすれば20万円以上安くなると思います。寮の個人部屋は閑散期以外は基本空きがないようなので個人部屋の場合は高確率で割高のホテルを選ぶ必要があります。
私が予約するときはプレミアムホテルのキャンペーン中でスタンダードホテルの10万円プラス程度だったから思わずそっちで予約してしまったんですよね。キャンペーン無しならスタンダードの20万円以上高いので先ず選びませんでした。
私は個人部屋だけは譲れなかったので、どうしても割高になってしまいましたが、複数人部屋を気にしないという人であれば大幅に滞在費は削れると思います。ただ、ぶっちゃけ異国で全く知らない人と同じ部屋でしかも長期間一緒ってかなりストレス溜まると思うので、そこら辺含めて色々考えた方が良いかとは思います。
航空券も渡航日を調整したり格安航空券を使えばもう少し安くなるはずですし、海外旅行保険もネットでもっと安いプランは探せばあるはずなので、そこも削れるかもしれません。後は私はエージェントを介しているので、直接学校とやり取りできれば更にもう少し削れるかもしれませんね。
上記と語学学校をさらに割安な学校や授業内容に調整すれば、恐らく合計で30万円以上安くすることも可能です。ですが、留学期間を決める際にも書きましたが「何のために英語留学するのか?」という部分を満たせるプランで臨むべきだとは思います。
複数人部屋で周りが煩くて勉強に集中出来なかったり、語学学校と授業内容を割安に調整したせいで思っていたような授業を受けられなかったりすると、大きな労力と時間を費やした留学を無為に過ごしてしまう可能性もあり、妥協すべき点は良く考えた方が良いと思います。
まとめ
今回の記事は私の英語留学するために色々考えていたことや実際の準備内容、掛かった費用についてをまとめました。
本記事を執筆した時点では私も未だ英語留学開始前の状態なので、これで本当に一切の漏れがないのかは分かりませんが、その時は無事留学を終えた際にでも必要部分は加筆したいと思います。
実際の留学中も一週間に一度は実際に学習した内容とレベルの向上具合を続編として記事を書きたいと思いますので、また閲覧いただければと思います。