【滞在編】フィリピンのセブ島に3か月間英語留学(1週目)~本気で英語を学ぶ~
目次
フィリピンのセブ島に3か月間英語留学(1週目)
本記事は英語が一切喋れない日本人である私がフィリピンのセブ島に3か月間の英語留学をしてみて、実際に現地でどのようなことをしたのか、そして結果として英語はどの程度出来るようになったのかという実体験を記事にしていくものです。
今回の記事はフィリピンのセブ島に英語留学をして「1週目」に起きたイベントや学習した内容等をまとめたいと思います。
ちなみにフィリピンに英語留学する直前の事前準備に関する記事は以下を閲覧ください。
発生したイベント等
この章では該当期間で発生したイベント等の特記事項をまとめたいと思います。
フィリピン到着
飛行機で1月6日(日)にフィリピンへ到着しました。ちなみに先月ベトナムにも旅行に行きましたが、飛行機の質は今回のフィリピン航空便よりもベトナム航空便の方が遥かに上等でした。
ベトナム航空便は機内の通路や座席が結構余裕のある広さでしたが、フィリピン航空便の機内は通路も座席もかなりきつめでした。
フィリピンに到着したら予定通り学校の人が出迎えてくれたので、そのまま滞在予定のホテルへ行きました。ここは恐らくトラブルが発生する要素は少ないでしょう。
ホテルの自室に既に人が居た
到着したホテルは流石にプレミアム扱いのプランだった為、日本の高級ホテルと比べてもかなり綺麗なホテルでした。学校の人に聞いた感じだと、セブ島で一番高いホテルらしいです。
しかし、チェックインを済ませていざ部屋に入ってみると部屋がカードキーで開かず、呼び鈴を鳴らしてみたら一般客と思わしき女性が出てきました。
思わず「sorry…」と言って下がりましたが、気持ちは「???」という感じで何故に自分の部屋番号の部屋に既にいるのか全く理解できませんでした。部屋番号も何度も確認しましたが間違ってないので、本格的に困ってしまいました。
とりあえず考えてもどうしようもないので、ホテルの従業員に「自分の部屋に既に人が入ってるんだけど」と確認するしかないなと思いましたが、ここで問題が起きました。今の聞きたいことを英語で何と言えばいいのだろうかと。
いざホテルの従業員に話しかけてみても、とっさに出てきた言葉は「ピープル、インマイルーム、、、」みたいな意味不明なもので、従業員も「???」という感じで微妙な雰囲気になりました。
そのまま何度かジェスチャーを交えて話してようやく事情が理解されて、「チェックイン時に教えた部屋は間違ってたから、別の部屋に案内するよ」的なことを言われて(1割くらいしか聞き取れない)、ようやく自分の部屋に入ることが出来ました。
高級ホテルなのにこんなレベルの間違いするのかと少し呆れましたが、個人的に一番反省したいのはとっさの状況とはいえ、全く自分の状況を英語で伝えられない自分のレベルの低さです。
これからの英語留学の間に何とかこういった状況が再度発生してもスマートに解決できるレベルになりたいと心に誓いました。。。
フィリピンはセキュリティが厳重な印象
治安のせいかもしれませんが、フィリピンは施設のいたるところでセキュリティが厳重な印象でした。
一番身近なところではトイレです。トイレは空港やホテルでそれぞれ見ましたが、いずれも警備員がトイレ前で立っています。私は一度も利用しませんでしたが、トイレットペーパーが欲しい場合は警備員に貰う必要がある?模様。
それ以外にもホテルに入るときには毎回金属探知機を潜る必要がありますし、留学先の学校も指紋認証等や警備員が多く、セキュリティがとても厳重です。
逆にこれぐらいのセキュリティじゃないと危ないということなんでしょうかね。。。
ほぼずっとお腹の調子が悪い
フィリピンに留学し始めて最初の夜からずっとお腹が痛いです。痛いといっても刺すような痛みではなく、ずっとお腹が緩くて気持ち悪い感じです。
我慢できないレベルではないので、私は一杯持ってきた正露丸をとりあえず飲みながら過ごしています。まぁ、しばらく滞在していれば慣れるでしょう。慣れなかったらかなり致命的な状況ですが。
大きいお金が崩せない
フィリピンでとても印象的だったことが両替です。フィリピンではショッピングモール内の両替所でお金を崩すときに小さいお金を多めに欲しいと伝えても断れたりします。
そして小さいお金を持てないので、お店で大きいお金を使って崩したくなりますが、フィリピン人は基本的に大きなお金での会計を嫌がるので、ここでも断られたりします。
つまり、フィリピンだとお金が崩せないという状況に陥る可能性が高い(というか私がそうなっている)ので、もしフィリピン留学する場合は大きな両替所(空港近く等)で予めそれなりの金額を小額紙幣で貰っておく方が良いようです。
そして小額紙幣は基本温存しておき、買い物は基本的にクレジットカードを利用するのが良いようですね。
ホテルの設備
私が宿泊しているホテルはセブ島でも最高ランクのホテルです。そのため料理や設備等はこのホテルが最高レベルと思われますので、この設備でも無理という人はセブ島留学はしない方が良いでしょう。
朝食はホテルのビュッフェが用意されています。このビュッフェは宿泊料金に含まれているので追加料金は不要です。料理は和洋中と幅広く様々な種類の料理が揃っており、日本のホテルと比べても見劣りしません。
上の写真が最初の朝に私がビュッフェで適当に取ってきたやつです。巻き寿司らしきものもありますがやはり日本のものと比べるとかなり味は落ちます。ただ全体的に味は美味しいですね。偶に外れのものもありますが。
最初の日は野菜や果物を取ってなくて胸焼けしそうだったので、以降の日は野菜や果物を多く取るようにしています。問題はフィリピン伝統料理がどれなのか全く分からないので、フィリピン料理を食べている感じは一切ありません。
余談ですが学校で出る昼食や夕食は滞在している韓国人や日本人向けの料理になっていますので、お米やら味噌汁は食べられます。まぁ、それも日本のものと比べるとどうしても味は落ちますが。
上がホテルのベッドの写真です。部屋自体が基本二人滞在を想定している部屋と思われるので一人で過ごす分には広くて快適です。ベッドも中々柔らかくて寝やすいですね。
上がホテルの浴室の写真です。見てわかる通り浴室はバスタブが無くてシャワーのみです。最高レベルのホテルでこの浴室なので、恐らくフィリピンでバスタブ付きのホテルはほぼ無いのではないでしょうか?
お湯が出るまでに数分掛かったり、シャワー室に扉が無くて洗面所まで水が飛び散ったりするので、日本のビジネスホテルと比べても1段落ちる浴室です。と言うか扉やカーテンをつけないのは本当に何故なんでしょうか。作った人頭おかしいのでは?と思った箇所です。
上はホテルのトイレです。とても綺麗にされていますがウォッシュレットは付いていません。そのため紙で拭くしかないので、もしウォッシュレット無しに耐えられないという人はフィリピン留学は諦めた方が良いでしょう。
余談ですがフィリピンは紙を流せるトイレはかなり稀で外国人向けのホテルでもなければ紙も流せません。つまりほとんどのフィリピン人はトイレ後に紙で拭いて、そのまま流さずごみ箱に入れているようなんですよね。
日本人の衛生観念で考えると「汚ねぇな・・・」という感想しかないと思いますが、フィリピン人にとってはそれが普通・・・と言うかこれが東南アジアの普通なんでしょうね。ベトナムも大概でしたし。
ここまでホテルについて説明すると分かると思いますが、フィリピン旅行の時は結構高めのホテルか外国人向けに色々配慮されているホテルに行かないとかなり不便を感じる可能性が高いです。
私は結構な潔癖症なので今のホテルなら平気ですが、ここからレベルを落とすと正直フィリピンでの滞在はかなり苦しいですね。それも経験と割り切れる人達であれば問題ないでしょうが。
フィリピン人は良く歌う
フィリピン人は良く歌うというのも印象的なことです。道歩く人やスーパーで買い物している客、店員も唐突に歌いだします。ちなみに学校の先生も私が問題を解いている時等の暇なときは歌いだしたりします。
真面目にやれよと思うかもしれませんが、私はこれも向こうの文化なんだと思ってほとんどはスルーしています。
ただ、スーパーで流れる曲や先生が歌いだす曲は日本語のものも多いです。尾崎豊の I love you がとても人気があるようで歌えるようにしていると盛り上がるかもしれません。
学習した内容
この章では該当期間(月~金)で学習した内容についてまとめます。
月曜日
月曜日は入校初日なので、実力テストとオリエンテーションだけでした。実力テストは多分大して難しくないはずですが、英語が全くできない私は当然ながらボロボロでした。
リスニング、ライティング、スピーキングのスキルレベルを評価して今後の学習内容を決めるのが目的のものですが、十段階評価で私はリスニングが5、残りの2つは2のレベルで評価されました(1が一番下)。。。
恐らく1のレベルは英語に一切触れたことない子供(5歳くらいの子供も留学していました)等のためと思われるので、私のライティングとスピーキングは事実上の最低レベルで評価されているみたいです。
この結果が最後の実力テストの時にどう変わっているかがこの記事の最終成果となりますが、正直不安しかないですね。
火曜日
火曜日から早速授業が始まりました。私は8コマ(50分×8)のマンツーマン授業を取っているので、朝8時から夕方5時までの授業という学生時代に戻ったようなスケジュールです。
学生や社会人の時と違って聞くこと話すこと全てが知らないこと(理解できない)ことばかりなので、結構きついです。多分、英語留学初めての人はもう少し抑えたコマ数の授業にしないとすぐ潰れるかもと思いました。
授業は私のレベルが低いこともあり、超基礎的なことばかりです。あと全ての授業で講師が違うので毎回自己紹介しますが、講師の方がマイナーな英単語使って質問してくる人もいるので、その時は難易度が跳ね上がります。正直まともに自己紹介できませんでした。。。
また授業内容もリーディング、ライティング、スピーキングがバランス良く組まれている授業内容(リスニング自体の授業は無いですが、全て講師と一対一なので、事実上全ての授業がリスニング状態)となっています。
リーディングは動物について特徴を長々と書いた文章を全て声を出して読み、講師の方がそれについて色々質問して文章を読んで理解できているかを確認する形式です。
ライティングは文法の基礎としてbe動詞のところや「a」「the」の使い分け等の所からですね。簡単な問題なら当然分かりますが、結構複雑にされている問題も多いので分からない問題は多かったですね。
ライティングは文法以外にも英語で日記を書く授業もありました。正直これが一番厳しいです。授業中には書ききれなかったので宿題となりましたが、ネットで調べながらやるしかない系ですね。
スピーキングはフィリピンの道路にある標識を色々画像で見せられて、その標識の意味を英語で教えてくださいという感じの内容でした。日本で見た標識もあるので日本語なら分かりますが、英語でそれを話すのは難解につきます。
まぁ、こんな感じで終始何言ってるか分からない状態で何度も聞き返しながら授業を進めていくので結構きついです。聞き返してもわからないことの方が多いですし。まぁこういう環境だからこそ伸びやすいのかもしれませんが。
あと宿題はちょくちょく出ました。多分講師の人の気分次第だと思いますが、授業の拘束時間が長い後に宿題がそれなりに出ると帰ってからも勉強漬けって感じになりますね。
水曜日
火曜日とほぼ同じ授業内容(火曜日の続き)で特筆事項は無いですが、相変わらず授業は何言っているのか全く分かりません。
これ本当に続けていると分かるようになるんでしょうか。。。
木曜日
木曜日もそれまでの日と大差ない感じですね。ただ、前日の宿題が少し大変だったので「昨日の夜は宿題でとても疲れました」と英語で伝えると宿題の出る量が減ったので、割と効果的な手のように感じました。
まぁ、そもそも宿題をやらなくても特にデメリットもないのですが。授業の進捗が少し遅くなる程度ですかね。
授業は自己紹介を更に深堀してくるものも多く、初めてのデートの経験等の日本だとプライバシーに配慮して基本的に聞かないことも当たり前のように聞いてくるので文化の違いを感じますね。
金曜日
金曜日は小テストか何かやるのかと思いましたが特に何もなく普通に授業していました。ただ、週末のためか宿題が大量に出たので、まともに終わらせようと思ったら休日の一日は潰れてしまうかもしれません。
授業内容は相変わらず超基礎的なことばかりで、リーディング、ライティング、スピーキングはテーマが毎回変わった内容で少しずつ進んでいます。
ぶっちゃけ中学英語に近い感じではありますが、対面で会話しながら進めるので中学校よりは理解できますし、何より中学校と違って英語を実際に話す経験が多く積めます。
今週の英語上達レベル
3カ月(12週間)の留学期間の内、1週間がこれで終了しましたが、英語レベルが上がった実感はほぼ有りません。
ただ、講師の言っていることやホテルの人の言ってることが少しずつ聞き取れるようになってきた気がします(気のせいかもしれません)。
授業はまともな会話が出来ず単語で先生の質問に回答する感じでたどたどしく進めています。ただ、8コマの授業全ての先生が違いますが、慣れているのか誰一人嫌な顔せずに何度も説明してくれます。
今の感じだと何となく1カ月も居れば結構聞き取れるようになるのではないかな?という気はしています。まともな文章で話せるようになるのは1カ月後~2か月後程度ですかね多分。
ただ、フィリピンの環境や授業内容については上で書いた通り結構きつい部分もありますので、本気で勉強しようと8コマ授業やそれ以上を取ると耐えられなくなる人は結構いるかもしれませんので、その点は良く考えた良いでしょう。
しかしフィリピンに滞在した感じだとベトナムよりも更に1段以上発展が遅れてる印象です。個人的には大差ないレベルかな?と思っていましたが、やはりベトナムは経済発展著しいのだなぁと感じました。
それではまた来週も学習状態を報告したいと思います。