【準備編】初めてのマレーシア(クアラルンプール)英語留学2カ月 ~本気で英語を学ぶ~
目次
マレーシア(クアラルンプール)英語留学を決めた背景
私はマレーシアへの英語留学を決める前は3か月間フィリピンに英語留学していました。その時の記事は以下にまとめているので興味があれば閲覧ください。
【総括】3カ月のフィリピンのセブ島留学で学んだフィリピンの伝統・文化・観光・人々・物価、そして留学で伸びた英語力のまとめ
上の記事でも述べていますが今後加速するであろう日本の衰退と英語の重要性向上に伴う時代に対応するため、私は英語を本気で勉強している最中です。
そのために私は去年まで東京でシステムエンジニアとして働いていましたが、仕事を辞めて今年は英語力等の向上に専念したいと考えています。
フィリピンに3か月間英語留学していた結果、留学前は小学生レベルだった私の英語力は今は中級(Intermediate)と評価されています。
ですが、今のレベルでは未だ英語を使って自由な日常会話や、まして仕事に使うというのは難しいと感じていることから、更に英語力を伸ばしたいと考えてマレーシアのクアラルンプールへ留学を決意しました。
英語留学は多くの国で受け入れがありますが、何故今回私がマレーシア(クアラルンプール)を選んだかと言うと、1番の理由は費用です。
費用については下でまとめていますが、他の留学で有名な国々(アメリカ、オーストラリア等)と比べると半分以下の費用で済みますし、現地での生活費も格安です。
2番目の理由は私がマレーシアに興味があるという点です。マレーシアは経済成長著しく年間5%前後の成長率の国です。
日本の経済成長率は良くても1%~2%程度(この数字も結構怪しいですが)で、1%以下やマイナス成長になることも多いので、日本と比べると明らかに勢いのある国であると分かります。
現状は物価も3分の1程度で税制も日本と比べるとかなり緩いので、もし今後日本の以外の国でビジネスを始めるとしたら、マレーシアは最有力候補の一つと考えています(ベトナムも有力候補)。
私が将来他の国でビジネスを始めることがあるかは未だ分かりませんが、個人的にそういう興味があったのでマレーシアをもっと良く見てみたいと思い、英語留学を決めました。
マレーシア(クアラルンプール)の語学学校の特徴について
事前にマレーシアの語学学校について調べたところ、以下のような特徴があるようです。
- 授業内容が本格的(ネイティブ講師も居る)
- 費用が欧米等に比べて安い
- クアラルンプールは発展していて住みやすい
- グループレッスンのみ(マンツーマン無し)
授業内容は欧米等の英語留学とほぼ同等レベルの内容をネイティブ講師がやってくれるらしく、フィリピンの現地講師と現地独特授業とは違ってかなり本格的です。
費用面は上でも述べた通り、欧米等と比べて半額程度の水準で現地の物価もフィリピン同様に格安です。
東南アジアにあまり良い印象を持ってない人も居るかと思いますが、クアラルンプールはGoogleマップ等で調べても非常に発展している都市なので、フィリピンと比べると住みやすいです。
ただし、授業はグループレッスンが基本でマンツーマンレッスンはありませんでした。なので初めての留学にはあまり向かないかもしれません。
それに英語留学の歴史も浅いので私みたいにフィリピン留学の後に留学する国としては最適だと感じますが、初めての留学で選ぶ国では無いだろうなという印象です。
私は今回フィリピンで3ヵ月留学した後なので特に不安はありませんが、治安や衛生面等は間違いなく日本と比べると劣るのでその点だけは気を付けておいた方が良いかと思います。
英語留学のために必要な事前準備
実際に私が英語留学を決めた上で、留学先に向けて旅立つ前に日本内で行った事前準備についてまとめておきます。フィリピンの時に事前準備した内容と大差ありませんが、念のため記載しておきます。
〇必要だった事前準備
- 留学期間の決定
- 留学先(語学学校)の予約
- 航空券の用意
- 海外旅行保険への加入
- ビザの申請
〇やっておいた方が良いこと
- 英語の事前学習
- 予防接種
留学期間の決定
当たり前ですが一番最初にすべきことは留学期間を決定することです。これが決まらなければ留学先(語学学校)の予約等の手続きを進めることが出来ません。
私は今回のマレーシア留学は2カ月間という期間で予約していますが、この理由は2ヵ月以上滞在すると少しダレてくるという経験があったためです。
マレーシアの前にフィリピン英語留学を3ヵ月間していましたが、最後の1ヵ月はかなり飽きてきて英語力もあまり伸びなくなっていました。
これは私が飽きやすいという性格だからかもしれませんので、他の人にも該当するかは分かりませんが、期間を決めるときはそういったことも考えておくといいでしょう。
後は他の国は日本とお米の質がかなり違うので、1ヵ月くらいすると日本のお米が凄い食べたくなってきますので、長すぎる留学は考えた方が良いかもしれません。
とは言ってもほとんどの人は私のように会社を辞めて留学する訳ではなく、大きな休みを利用して収まる範囲で留学期間を設定するのが一般的な考え方でしょう。
社会人である程度自由に休みが取れる人は一カ月程の期間を休みにして留学するのも有りかもしれません。
ですが私としては留学期間を決める際に重要なのは「何のために英語留学するのか?」という部分だと考えています。
この「何のために英語留学するのか?」に合わせて留学期間を決定しないと、行ったところで何の成果も得ることなく帰国することになる可能性が高まると感じているからです。
自分の確保できるお金や時間と目指す英語力をどう折り合いつけるのかが一番悩むところだと思いますので、留学期間を決める前に良く考えておかれた方が良いかと思います。
留学先(語学学校)の予約
留学期間を決めたのならば、次は留学先(語学学校)を決める必要があります。
私は今回マレーシアでの留学でその前はフィリピンでの留学でしたが、英語留学の留学先としてはアメリカにオーストラリア、マルタやカナダ、ニュージーランド等の色々な国が挙げられます。
どの国のどの学校が最も良いかは私には分かりませんし、人によって向いている国や学校も違うと思いますので、それぞれの国や学校のことを語学留学のエージェントを活用するなどして個々で十分に調べてください。
私の経験としてはやはり初めての英語留学する場合はレベルに関わらず、フィリピンのようなマンツーマンレッスン主体の国が良いと思います。
日本人は国民性としても他言語(英語等)を使って話すということがかなり苦手だと感じますので、先ずは話すということに慣れるのが最優先だと思うからです。
尚、語学学校の予約をするためには直接学校のWEBページにある入校手続きを自分で行う方法と、DMM等の語学学校との仲介をしてくれるエージェントを介して手続きを行う方法があります。それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
【直接語学学校に手続きを行う】
- エージェントを介さない為、滞在・授業費用が安い
- 語学学校の受付の質次第で手続き時間が大きく異なる
【DMM等の仲介エージェントを利用する】
- エージェントの取り分が発生する為、滞在・授業費用が若干割高
- 語学学校の受付の質にほぼ依存せず、手続きを進めることができる
- エージェントから特別なサポートを受けることが出来る(DMMなら英語学習アプリを使える)
自分で語学学校を選んで手続きをできる人であれば、エージェント側の取り分が無い為、基本的には直接語学学校と手続きする方がお得です。
ですが、私が語学学校に問い合わせしたときは返信に10日以上掛かったり、音信不通になったりすることも多く、学校側の窓口の質に大きく依存するので、あまりお勧め出来ません(何故ここまで杜撰なのかは分かりませんが。。。)。
エージェントに依頼すればそういった窓口の質が悪い学校でも問題なく入校出来るので、エージェントを使う方が無難です。窓口の質と現地の講師の質は一切関係がないので、窓口のせいで色々苦労するのは馬鹿馬鹿しい話ですからね。
私はフィリピンの時も今回のマレーシアもDMM留学を利用させていただきましたが、DMM留学はサービスの終了を公表していますので、別のエージェントを利用されるのが良いかと思います。
航空券の用意
留学先の国と学校が決まれば後はその学校に行くための航空券を用意する必要があります。
学校によってはここら辺もフォローしてくれるのかもしれませんが、私が予約した学校はそこまでのフォローはありませんでしたね。
航空券はネットの予約サイトがいっぱいあるのでそれらで予約するか、不安であればHISやJTB等の旅行会社に行って予約すれば良いです(旅行会社の人は色々親切に教えてくれます)。
尚、格安航空券(LCC)を利用した場合と普通の航空会社を利用した場合の値段差が結構大きいので、基本的には格安航空券を利用する方がお勧めです。
ただ、国によっては格安航空券だといくつも国を乗り継ぐ必要があったりもするので、そういう手間が嫌な場合は日本から直行便で行ける航空券を予約する方が良いでしょう。
航空券を予約するとeチケットを入手できるので、実際の航空日当日になったらそのeチケットを空港窓口に持っていくことで航空券と引き換えてもらえます。国際便なので当日は空港に2時間前に到着しておくのが一般的です。
海外旅行保険への加入
海外旅行保険は必須ではないのですが、留学中に何らかの病気や事故に巻き込まれた場合、凄まじい費用が突然発生することがあり、それらのリスクを考慮するとよっぽど楽観的な人以外は加入は止む無しであろうと思います。
加入する場合は留学期間に応じた海外旅行保険をネットで手続きするか、航空券を用意する時に合わせてHISやJTB等の旅行会社で抱き合わせで加入するという方法があります。海外旅行に慣れていない人は航空券と一緒に旅行会社で加入する方が楽だと思います。私もそうしました。
加入するプランは留学先とリスクに応じて決めれば良いですが、期間が長いと高額になることも多いので、過剰すぎる補償は予算を圧迫するでしょう。
私はHISの最安プランで加入しましたが、最安プランでもよっぽどのことが無い限りは十分な補償内容となっていました。
ビザの申請
マレーシアは3ヵ月以内の滞在ならビザ無しで滞在可能なため、申請は不要でした。
フィリピンの時は「観光ビザ」と「SSP」と呼ばれるビザの取得が必要でしたが、すべて現地の学校側で行ってくれたので、3万円程度のお金を現地に持って行けばそれで簡単に済みました。
ただ、学校によってはそこまでやってくれないところや、フィリピン以外の国であれば勝手も変わってくる可能性が高いので、そこは十分に確認しておいた方が良いでしょう。
オーストラリアの場合は自分でWEBでビザ申請をする必要があるという話も聞いています。
英語の事前学習
現地に行ってから英会話の講義を受ける訳ですが、行く前に最低限度の学習はしておいた方が良いでしょう。
流石に簡単な挨拶や何かをお願いする時の定例文や常識的な単語は理解しておいた方が現地に行ってから困ることは少なくなると思います。
私がフィリピンに留学した経験から事前にやっておいた方が良いことは、文法と単語の理解をある程度進めておく方が良いであろうということです。
何故かと言うと、自分が話しかける分には文法が変でも単語が少し違っていても根気強く話していれば通じることも多いですが、相手の言ったことを理解するのは文法と単語力が高くなければ不可能だからです。
具体的にどうやって事前に鍛えれば良いの?という人には以下の「Essential Grammar in Use」をお勧めします。
英語初心者が文法を学ぶことが出来る教材としては最高のものだと思います。レビュー等を見ればその評価の高さが良く分かるかと。
元々のレベルにも依りますので、これだけ勉強すれば良いという訳でもありませんが、少なくとも一定事前に学習しておく方が望ましいでしょう。
予防接種
これも必須ではありませんが、数か月間の長期に渡って留学する場合は日本にいる間に予防接種を受けると安心できると思います。
海外旅行先に応じて効果的な予防接種は異なりますが、病院で医師に相談するか厚生労働省が出している目安(以下リンク)から判断してください。
■厚生労働省検疫所(海外渡航のためのワクチン)
https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
私はフィリピン留学の前に以下の予防接種を受けました。
- A型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
- ミールビック(風疹、麻疹)
上記全てで合計4万5000円程度です。ただし、予防接種は一度打った後の一カ月後にもう一回、半年後に更にもう一回の計三回打つのが最も効果が高いらしいですが、私はミールビック以外を一カ月後にもう一回摂取したのみです(計2回で8万円は超えたと思います)。
英語留学に掛かった費用
ここまで英語留学するための事前準備について色々解説してきましたが、恐らくこのページを読んでいる人達が一番気になっているのは、結局お金はいくら掛かるのか?という部分だと思います。
費用に関しては留学先の国や学校と授業内容、留学期間等で大きく変わるので一概に言えませんが、実際に私の留学で出国前に掛かった費用を載せておきます。
【マレーシアのクアラルンプール英語留学2カ月間事前費用】
入学金・学校授業料・滞在費(部屋代):27万1900円
電気代・教材費等の現地予定費用:3,1316+α円(現地の教材や生活費用は不明)
海外旅行保険:3万5050円
往復航空券:5万7183円(格安航空券利用)
合計:39万5449円+α円
※フィリピンは3ヵ月間の合計で「112万9310円」
現地で使うであろう費用(15万円前後の見込み)を含めても、マレーシアの英語留学はフィリピンと比べて圧倒的に安い費用で済みそうです。
フィリピンの時は学校授業の内容を金額の高いプランにしていたのと、部屋がプレミアムホテルの個人部屋にしていたので授業料と滞在費が非常に高い水準となっていました。
今回のマレーシア留学は全ての授業がグループレッスンで週15時間のコース(フィリピンは週40時間でした)を選択しているため、授業料がかなり格安です。
また、滞在場所も寮にしているのでもかなり費用が安くなっています。寮でも写真で見た感じはフィリピンと比べてとても綺麗で一人部屋の設備も良いのでそこまで不満は出ないだろう考えました。
今回週15時間のコースにしたのは、英語勉強の他にプログラミングの勉強をオンラインでしているためです。
そのため私のスケジュールとしては午前に英語学校に通って勉強をし、午後はプログラミングの勉強をするという生活になる予定です。
これは私が少し特殊なケースですが、基本的には週20時間コースを選択する人が多いのではないかと思います。
まとめ
今回の記事はがマレーシア(クアラルンプール)英語留学するために色々考えていたことや実際の準備内容、掛かった費用についてをまとめました。
本記事はフィリピン留学時の時のことをベースにマレーシア用にリライトしていますが、これで全ての準備が整っているかは補償できません。
フィリピンの時と同じく実際の留学中も一週間に一度は実際に学習した内容とレベルの向上具合を続編として記事を書きたいと思いますので、また閲覧いただければと思います。